AKBは何故こんなにも人々を魅了し続けるのか?
それは人間の生物学的な欲求に合致した点が多いからだ。
「マズローの欲求段階説」で考えてみよう。
別名「マズローの欲求5段階説」・・・懐かしいかい?
学校で聞いたことあるかもしれないね。
これは人間の欲求を5段階に階層化した有名な理論だ。
人間は第1段階の欲求が満たされた時に第2段階の欲求を求め・・・次に第3段階の欲求、第4、第5と、段階的に高次の欲求を求める。
まずは最初の原始的な欲求からいくよ。
目次
1段階目の欲求 - 生理的欲求(Physiological needs)
生きたい。食べ物や飲み物を摂取したい。眠りたい・・・そして性の欲求。
美しく可愛らしいAKB48メンバーに惚れて、擬似恋愛をしてしまうのも性の欲求の一端だ。
2段階目の欲求 - 安全の欲求(Safety needs) はあまり関係ないので飛ばす。
3段階目の欲求 - 社会欲求と愛の欲求(Social needs / Love and belonging)
ここにエッセンスが詰まってる。
愛の欲求・・・
愛したい/愛されたい欲求。
ファンが推しメンバーへ捧げる無償の愛と合致する。
人によってはメンバーに自分の顔と名前を覚えてもらいたい(認知されたい)と願う。
大量のCDを買い長時間握手をするなど、様々な手段でアピールする。
メンバーから特別に想われたい、愛を求める欲求の一端だ。
社会的欲求・・・
これは要するに”帰属意識”だ。
○○推し、チーム○○推し。○○○48推し(AKB/SKE/NMB/HKT/乃木坂etc・・・)
人々は声高らかに自分は○○推しであると宣言し、そして推しTシャツを身に付け、推しタオルを首に巻き、ペンライトを掲げ、人によっては派手なコートに名前を刺繍する(特攻服だ)
そうすることで帰属意識が満たされる。
さらに「自分は認められている」と感じ、「価値のある人間だ」と思える。
4段階目の欲求 - 承認(尊重)の欲求(Esteem)
人よりも優れていたい・社会的に認められたいという欲求。
圧倒的なCDセールスの起爆剤になる。
これは総選挙に合致する。
ファンというのは自分とメンバーを同一視して捉えている(大事な説明)。
だからメンバーの活躍が自分のことのように嬉しい。
選抜総選挙では
自分の大好きな推しメンバーが、それ以外のメンバーよりも優れた順位であって欲しいと望む。
他のメンバーよりも優れたポジション(センター)で歌って欲しいと渇望する。
それは投票の動機付けになる。
AKBが人々を魅了するのは、人間が本質的に最優先する欲求が絡み合い、場合によって満たされるからだ。
そしてセールスに直結する仕組みにもなっている。よくできている。
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