新感覚ヒロイン。
この一言に尽きる。
アニメ「冴えない彼女の育てかた」の第2話までの感想をひとつ。
今期(2015年新春)から開始された約30のアニメ作品のうち、僕は12本を観ている。
正直なところ、公式サイトの第一印象では、「冴えない彼女の育てかた」に凄く期待するほどでもなかった。
ところが、第2話まで観てみて、実際は凄く面白い作品だと分かった。
第一話までは
金髪ツインテールの「澤村・スペンサー・英梨々(さわむら・すぺんさー・えりり)」
黒髪ロングの「霞ケ丘詩羽 (かすみがおかうたは)」
第一話の中心はこの2人だった。
キャラ設定は、ツンデレ、毒舌、よくある感じ。
公式サイトを観てもど真ん中に写っているので、この2人を中心に物語が進んでいくのだろうと思った。
だけど違った。
第二話を観て、このアニメの「真骨頂」を体感した。
第二話 冴えない彼女(ヒロイン) 加藤
右の隅に居る女の子が、「加藤 恵(かとうめぐみ)」 だ。
公式サイトを観ても、一見さんではまず気づかないところに描かれている。
まるで空気のような存在感に、僕も彼女の存在に気付かなかった。
だがしかし、
彼女はモブキャラじゃなかった。
「ヒロイン」なんだ。
この作品のタイトル 「冴えない彼女の育てかた」。
最初意味が分からなかった。
誰が冴えないのかと。
しかし第二話にして、本タイトルの言わんとしている意味も分かった。
この「冴えない彼女(ヒロイン)」という言葉を体現したようなキャラクターは、まさに「加藤恵」のことだ。
加藤恵
冒頭で新感覚なヒロインだと言ったのは、加藤の言動が、およそアニメのヒロインのとる言動とは真逆だからだ。
キャラがない。
没個性が逆に個性になっているとでも言おうか。
今まで色んな属性のヒロインを観てきた。
だからこそ、型にはまっていない「加藤恵」というキャラがとてつもなく新鮮に感じる。
第2話では、加藤が主人公の家にお泊りすることになる。
そんな加藤恵と主人公との会話が、絶妙に面白い。
まるで「漫談」を聞いているかのようだ。
第3話も楽しみだ。
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